[ No.17 ] テニスエルボーの基本的原因と療法4  

ラケットとストリングス

 今までこのページで詳述してきた『身体的特性』『フォームと打点』『ラケットの持ち方(待機姿勢)』などから、外見上ある程度はテニスエルボーは予見出来うるものと思います。しかしながら、道具に関してはこのラケットはテニスエルボーになり易いとか、このストリングスは肘に負担が掛かりすぎるという事は一概に言えません。問題はそのラケットの重量や剛性・バランスなどが、その使用者の筋力・体力やスウィングスピード・スウィング方向(フケット・トップスピン・アンダースピン)・テニススタイル(グランドストローカーかネットプレーヤーか)にうまく合致しているかという事です。

 《 療法 》
・筋力が無くてスウィングスピードの遅い人
 ラケットは軽量でフェイス面積が広く、ややトップヘビーのバランス。
 剛性の高い厚ラケが適性。ストリングスは多層構造のマルチフィラメントの方が、打球時においてボールを柔らかくホールドします。その極みがナチュラルガットである事は良く知られています。張りの強さは適性以下。

・スウィングスピードが速く、スピンをかける人
 ラケットの重量は平均以上でフレームはあまり厚くないもの。ストリングスは単層構造のモノフィラメントで張力は適性以上。

・グランドストローカー
 ラケットは中厚程度まで、フェイス面積はあまり広くなく、マルチフィラメントが適当か。

・ネットプレーヤー
 ラケットは軽量で剛性の高い中厚以上、高反発のモノフィラメントが適当。